夢の痕。

本当かもしれない。






信じたくないけれど、
あの人が言ったことは
真実かもしれない。








私を受け入れてくれる場所などなく、
私には希望のある未来などなく、
私には何もない。





所詮、私などが頑張ったところで
私には何もない。








選ばれない人間であることも、
人間として生きる権利のないことも、
言われなくても分かっている。









だから、もう
私を焦らせないで。
私にもっと、もっとと要求しないで。
私を不安にさせないで。







私は
感情のない
ただの怪物に戻るから。