私のまわりを沢山の人が囲んで 「あなたは強い人だから」 と、悪魔のようにほくそ笑む それならば、それでいい 強い人と祭り上げられるならば このまま、私は進もう 孤独に耐えて、最後まで走り抜ければいい

知らなければいいのに 私はつい 知ろうとしてしまう けれど 知らなければ 私はきっと 傷つくことなんかなかったはず

人々は 「こうであるべき」という理想像を 私に提示する 不安ばかりが募る今の状況では 私はそれを無視することができない 心が敏感に反応する 未来に向おうとしていた私の 行く道を遮る そして、怪物という事実ばかりを 自分で確認しようとしてしまうのです

もう後戻りができないなら 私はこれからしか考えない、と 心に誓うのだけれど どうしても過去が 私の背中を叩くのです お前の希望など叩いて壊せ、と

私の頭の中で 私の耳元で 沢山の声がするのです それはラジオのように 何度も何度も私に 語りかけてくるのです だからつい、それに負けそうになって いらない心配をしたり いらない不安を抱えてみたり それらが石となって 私の胸の上に積み重なり 重くなって…

もしも 私の知らない場所や時間に起きた 私の知らない出来事によって 私の運命が書き換えられているなら もう、身を委ねるしかないのでしょうか あなたのその企みに 私は涙すら出ない もしも、あなたが 私にそうしろと言うのなら

幸せを夢見てもいい。 だけど、今は 今を大事にしよう。

奇跡が起こることを願う それがもしも 起こりえない奇跡であると 知っていても ただひたすらにそう願う

気を使うと ろくはことが ない

私は誰の味方もしないし、 私には味方などいないと知っている 他人は、 自分達の都合の良い人間に仕立てようと 私に様々な評価を与えてくるけれど 私はもう簡単には引っかかったりなどしない 都合が良ければ、 どんなに素行が悪くても良い評価を与える そん…

私が私のままでいい場所など 探してももう何処にもない 否、最初から何処にもない ということを 私はそろそろ知るべきだ

それは、もしかして 捨てられるという不安なの？ もう二度と捨てられないように だから、その手を強く握りしめたいの？ ただ、それから逃れるために 必死で愛しているだけなの？

私はうまく演じきれるだろうか こんなにも 必死に掴む藁を探している状態で もしも、それが本当にチャンスなら 掴みたいというこの高鳴る鼓動を抑えて 微笑みを演じるきることが

誰にも理解される必要などない 私が誰のことも理解できないから 「私はこういう人間です」と 声高に叫ぶのは、愚かな行為 私がどういう人間かは 他人が決める