生きにくさ。
あれだけ痛い目にあっておきながら
どうして私は簡単に
他人を信用するのだろう。
あれだけ痛い目にあっておきながら
どうして私は簡単に
本音を他人に言ったりするのだろう。
私以外の人間は
皆、敵でしかないのに。
私の行く道を遮って、
私を陥れ、
私を谷底へ蹴落とし、
私を嘲笑し、
私に暴言を吐き、
私を吊るし上げる。
だから、私は独りを選択したはず。
砦を再構築しなければ。
私は弱い人間だもの。
簡単に砦を壊されてしまう。
強い強い砦を、
一から作り直さなければ
私が壊れてしまいそう。