生きるために必要なものが分かった。
今日から死ぬ日までの
シナリオを書いた
私がこれからどうやって生きて
何を目標に生きて
何のために生きて
どうやって死ぬのか
全部知ってしまった人生は
とても
味気ない
どちらも同じ。
「死にたい」という口癖は
いつも
死にたいくらいの現実を
私に贈る
だからもし
「生きたい」と毎日祈ったら
きっと
生きたいと願わずにいられないような
悲しい現実を
私に贈るに違いない
守るものはプライドだけ。
私に子供がいないから
私は子供を産んでいないから
私は子供が産めなかったから
守るものがないから
「死にたい」と思い悩む時間がある
子供がいたら
何がなんでも頑張らなくちゃいけなくて
何がなんでも守ってあげなきゃならなくて
自分の体裁とか守ってられないし
自分のプライドなんか守ってられない
必死になって生きてくだけだったのに
私には守るものがないから
こうやって平気で「死にたい」などと涙を流せる
自業自得なんだ
求める。
私は美しいものが好き。
美しいものは
明るい光を放って
暗くてみじめな私の心を
照らしてくれるから。
叶えてくれる？
私は美しいものに
囲まれて暮らしたい。
私の醜く、みじめで汚い心に
蓋をしてくれるから
少しの間、忘れられるの。
自分のことを忘れたい。
美しい花や
美しい窓からの風景、
美しい建物の中にいて
美しい服を着て、
美しい野菜を食べ
美しい音楽を聞いて、
美しいあなたの顔を毎日見ながら
私は生きていきたい。
仕方がない。
手術を受けて、
生きることを選択した
自分が悪い
その罪を背負って
生きて行くしかない
